檀方(読み)ダンポウ

デジタル大辞泉 「檀方」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぽう〔‐パウ〕【×檀方】

檀家檀徒
建立だの再建さいこんだのと、氏子や―はいふもさら」〈滑・浮世風呂・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「檀方」の意味・読み・例文・類語

だん‐ぽう‥パウ【檀方・旦方】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 檀家。檀徒。だんかた。
    1. [初出の実例]「乍寺院止住之僧、違背官家檀方之命」(出典花営三代記‐応安五年(1372)六月一二日)
    2. 「さる檀方(ダンハウ)へ行て酒などまいりける」(出典:咄本一休咄(1668)一)
  3. 自分と同等、またはそれ以上の男性をうやまっていう語。
    1. [初出の実例]「だんぽうどなア内方で生れべいが、奉公せるふとたちゃア、外からはいったんべいから」(出典:滑稽本・旧観帖(1805‐09)二)

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