デジタル大辞泉 「清やか」の意味・読み・例文・類語 すが‐やか【▽清やか】 [形動ナリ]1 物事が滞りなく進むさま。「大臣までかく―になり給へりしを」〈大鏡・道長上〉2 未練がなく思い切りのよいさま。「心は先立ちながらも、前の世の勤めからにや、―にえ人の思ひ立たざなるすぢを」〈狭衣・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「清やか」の意味・読み・例文・類語 すが‐やか【清やか】 〘形動〙 (「やか」は接尾語)① 考えを滞りなくすすめるさま。未練がなく、さっぱりとしたさま。思い切りのよいさま。※源氏(1001‐14頃)柏木「女宮の、かく、世を背き給へる有様、おどろおどろしき御悩みにもあらで、すがやかに、おぼし立ちける程よ」② 物事や動作が滞りなくすらすらと運ぶさま。さっさと速やかに行なうさま。※狭衣物語(1069‐77頃か)一「この乳母の、出立(いでたち)すがやかなる気色にて」 きよ‐やか【清やか】 〘形動〙 (「やか」は接尾語) =きよらか(清━)※御伽草子・中将姫本地(室町時代物語大成所収)(室町末)「我くび、ちちにみせ申さん時、つきたらむち、よくあらひて、きよやかにしてけさむに入べし」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報