渡御(読み)トギョ

デジタル大辞泉 「渡御」の意味・読み・例文・類語

と‐ぎょ【渡御】

[名](スル)
天皇皇后などがおでましになること。出御しゅつぎょ。のちには将軍にも用いられた。
神輿みこしが進むこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「渡御」の意味・読み・例文・類語

と‐ぎょ【渡御】

〘名〙
① 天皇・皇后などがおでかけになること。後には将軍の外出にも用いた。出御(しゅつぎょ)
江談抄(1111頃)三「渡御河原院、観覧山川形勢
神輿(みこし)が進むこと。神輿が神社を出て氏子中を回ること。俳諧などでは、夏祭の場合をさして用いる。《季・夏》
※大阪穴探(1884)〈堀部朔良〉九「殊に天満祭礼には、神輿大河を渡御(トギョ)の式あり」

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