火災気象(読み)かさいきしょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「火災気象」の意味・わかりやすい解説

火災気象
かさいきしょう

火災の発生や延焼などにとくに関係する気象をいう。火災にもっとも大きく関係する気象要素湿度と風とである。湿度は木材の乾燥の度合いと関係がある、数日前からの乾燥を考慮した実効湿度が小さいほど火災の発生件数が多い。また風は延焼に大きく影響する。冬季の太平洋沿岸地方は冬型気圧配置のときに、日本海側は春に日本海に低気圧が通ってフェーン現象がおこるときに、火災が発生しやすい。

 消防法の規定により、気象の状況が火災の予防上危険と認められるときに、気象庁から都道府県知事に対して行われる通報を火災気象通報といい、市町村長が行う火災警報発令の支援を目的としている。通報基準は、担当する気象台等と都道府県の協議で、実効湿度、風速などをもとに定められている。

[安藤隆夫・饒村 曜]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む