相国(読み)しょうこく

精選版 日本国語大辞典 「相国」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こく シャウ‥【相国】

〘名〙 (国政を相(たす)ける人の意から)
中国で、宰相の称。秦の官名丞相の上に位置したが、後に丞相をもいった。
三代実録‐元慶八年(884)五月二九日「本朝太政大臣。可漢家相国等」 〔荀子彊国
② 太政大臣、また、左大臣右大臣内大臣唐名
菅家文草(900頃)二・奉和兵部侍郎哭舎弟大夫之作「相国心寒秋露草、通家眼暗暁風燈」
平家(13C前)一「おほぢの相国禅門に此の由うったへ申されければ」

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デジタル大辞泉 「相国」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こく〔シヤウ‐〕【相国】

《国政をたすける人の意》
中国で、宰相のこと。
太政大臣だいじょうだいじん左大臣右大臣唐名

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普及版 字通 「相国」の読み・字形・画数・意味

【相国】しよう(しやう)こく

宰相。〔漢書、百官公表下〕高元年、沛(はい)の相何(せうか)、丞相と爲る。九年、丞相何、りて相國と爲る。

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