企業のもつ特定資産(自動車ローン、リース債権など)の価値やキャッシュ・フロー(現金の収支)を裏付けとして発行される社債またはCP(コマーシャルペーパー)のことで、ABSと略称される。また社債はAB社債、CPはABCPといわれる。資金調達をしようとする企業は、その特定資産を特別目的会社(SPC)に売却し、SPCが発行者となって社債またはCPを発行する。この場合、その特定資産はオフバランス(貸借対照表に計上されないもの)となる。発行されたABSは、その企業の収益力全般ではなく、このオフバランスとなった特定資産を裏付けとしているので、ABSの格付けもその特定資産の信用度の格付けとなり、企業本体より格付けの高いことが多く、そのため企業にとって有利な調達手段である。アメリカでは盛んに発行されているが、日本では、1996年(平成8)4月にようやくABS発行のための法的整備ができ、同年9月にオリコの自動車ローンを裏付けとするABS第一号300億円が、SPCオリコ・アセットファンデング・ジャパンにより発行された。その後、法的整備は一段と進み、発行は順調な拡大を続けている。
[後藤 猛]
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新