近代化論(読み)きんだいかろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「近代化論」の意味・わかりやすい解説

近代化論
きんだいかろん

近代化の過程を一方では理念的,価値的,イデオロギー的に,他方では客観的,分析的に研究する方法論。近代化は包括的かつ複雑な過程であるから,論者によって近代化論もさまざまな内容をもつことになる。しかし大きく分けると (1) 価値的・政策的近代化論と,(2) 認識・分析モデルとしての近代化論となる。前者はモデル社会に追いつくために後進社会の政治・経済・社会構造および価値体系をどのように変革していけばよいかを考えようとする立場である。後者は,比較歴史的社会科学の一般理論の構築を目指すものであって,近代ないし近代化を厳密に規定し分析しようとする立場である。

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