近似法(読み)きんじほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「近似法」の意味・わかりやすい解説

近似法
きんじほう

風俗習慣倫理宗教政治体制,経済構造の点において近似した社会に妥当している法律をいう。もっとも,これらのすべての点で近似性をもつ場合は必ずしも多くない。この近似法は,国際私法によって指定された準拠法としての外国法の内容が不明の場合,本来の準拠法に代えて,判断基準として援用されることがある。日本の裁判例のなかでは,朝鮮民主主義人民共和国の法律を適用すべき場合に,その内容が不明であるとして,それに代えて大韓民国の法律を適用した事例がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む