デジタル大辞泉
                            「通わす」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
                    かよわ・す〔かよはす〕【通わす】
        
              
                        [動サ五(四)]
1 通うようにさせる。通わせる。「子供を大学へ―・す」「互いに心を―・す」「息を―・す」
2 行きわたらせる。
「后がねの姫君習はし給ふなる教へは、よろづのことに―・しなだらめて」〈源・常夏〉
                                                          
     
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    かよわ・すかよはす【通】
        
              
                        - 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① ある目的で、特定の場所に行き来させる。- [初出の実例]「そのむすめ、とつぎ時になり給しかば、御門(みかど)をさして人かよはさでありしに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
 
- ② 言葉や手紙、気持などを先方に通じさせる。- [初出の実例]「かぐや姫の御もとにぞ、御文を書きてかよはさせ給ふ」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
 
- ③ 多くのものに行き渡るように比較観察する。また、それによって物事をくわしくさとる。通達させる。- [初出の実例]「宇治山の僧きせんは、〈略〉よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはして、よくしらず」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
 
- ④ 広く通じて使わせる。通用させる。- [初出の実例]「仍て姓を賜ひて藤原の氏と為。此より以後、通(かよは)して藤原の大臣と曰ふ」(出典:日本書紀(720)天智八年一〇月)
 
- ⑤ 語の音と音とを、替えて通用させる。
- ⑥ 空気、血液、交通機関などが通るようにする。- [初出の実例]「住居する部屋へ、新しき、空気を、通はします」(出典:小学教授書(1873)〈文部省〉)
 
 
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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