鈍器(読み)ドンキ

デジタル大辞泉 「鈍器」の意味・読み・例文・類語

どん‐き【鈍器】

切れのにぶい刃物
凶器となりうる、こん棒・れんがなどのような、固くて重みのあるもの。「鈍器で頭を殴打される」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鈍器」の意味・読み・例文・類語

どん‐き【鈍器】

〘名〙
刃先が鋭くない、重い刀剣。〔文明本節用集(室町中)〕
結婚(1967)〈三浦哲郎一一「膝の皿のすぐ下のあたりが、なにか鈍器を深く打ちこんだように横にざっくりと切れていて」 〔王褒‐聖主得賢臣頌〕
木刀、棒など、刃のついていない道具。〔国民百科新語辞典(1934)〕

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普及版 字通 「鈍器」の読み・字形・画数・意味

【鈍器】どんき

鈍い刃物。漢・王褒〔聖主賢臣の頌〕夫(そ)れ賢は國家の用なり。~故に工人の鈍を用ふるや、筋を勞し骨をしめ、(こつこつ)たり。

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