鰭酒(読み)ヒレザケ

精選版 日本国語大辞典 「鰭酒」の意味・読み・例文・類語

ひれ‐ざけ【鰭酒】

  1. 〘 名詞 〙 フグやタイのひれを焼いて焦がし、熱燗の清酒をそそいだもの。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「鰭酒に王樹と酔ひぬ久し振〈飛雨〉」(出典:同人俳句集(1931)〈青木月斗選〉冬)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「鰭酒」の意味・わかりやすい解説

鰭酒【ひれざけ】

乾燥したフグの鰭を焼き焦がして熱燗(あつかん)の日本酒を注ぎ,成分を浸出させたもの。特有の香味があり,体の温まる飲物とされる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む