デジタル大辞泉
「高浜年尾」の意味・読み・例文・類語
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高浜年尾
たかはまとしお
(1900―1979)
俳人。東京・神田に虚子(きょし)の長男として生まれる。小樽(おたる)高商卒業。旭シルク、和歌山製糸勤務後、1935年(昭和10)ごろから俳句生活に入る。俳句は早く中学時代から父の手ほどきを受けた。連句にも関心をもち、38年『俳諧(はいかい)』発行。51年(昭和26)、虚子にかわり『ホトトギス』雑詠選をなし主宰した。『年尾句集』(1957)がある。
[福田清人]
遠き家の氷柱(つらら)落ちたる光かな
『『年尾全句集』(1980・新樹社)』
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高浜年尾 たかはま-としお
1900-1979 大正-昭和時代の俳人。
明治33年12月16日生まれ。高浜虚子(きょし)の長男。中学時代から父の手ほどきをうけ,一時会社につとめたのち俳句に専念。昭和13年から「俳諧(はいかい)」を主宰。26年父より「ホトトギス」をひきついだ。昭和54年10月26日死去。78歳。東京出身。小樽高商(現小樽商大)卒。著作に「俳諧手引」,句集に「年尾句集」。
【格言など】暮れる前からのかゞやき寒の月(「句日記三」)
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世界大百科事典(旧版)内の高浜年尾の言及
【ホトトギス】より
…大正中期以後の俳人として,日野草城,山口誓子,水原秋桜子,富安風生,星野立子,中村汀女,中村草田男,川端茅舎らが育った。59年に虚子が没した後は,長男の高浜年尾(1900‐79)が主宰,年尾の没後は年尾の二女稲畑汀子(いなはたていこ)(1931‐ )が主宰している。【松井 利彦】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」