デジタル大辞泉「河豚」の解説 ふぐ【河=豚/×鰒】 《「ふく」とも》フグ目フグ科の魚の総称。海産のものが多い。体はふつう太っていて腹びれがなく、体表にとげ状のうろこをもつものや、うろこのないものがある。口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よく水を飲んで体を膨らませる。多くは内臓に毒をもつ。肉は淡白で美味。トラフグ・マフグ・キタマクラなど、日本近海に約40種が知られる。フグ目にはハコフグ科・ハリセンボン科なども含まれる。ふくべ。かとん。《季 冬》「―の面世上の人を白眼にらむ哉/蕪村」[類語]真河豚・虎河豚 ふくべ【河=豚】 フグの古名。〈和名抄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通「河豚」の解説 【河豚】かとん ふぐ。宋・軾〔恵崇の春江晩景、二首、一〕詩 竹外、桃三兩枝 春江、水かにして、鴨先づ知る (ろうかう)地に滿ち、(ろが)短し 正に是れ河豚上らんと欲すの時字通「河」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報