じゃま‐もの【邪魔者・邪魔物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある事を行なうのに、さまたげとなるもの。[初出の実例]「此石仏往来の邪魔(シャマ)者なり」(出典:談義本・銭湯新話(1754)二)
しゃ‐りゅう(‥リウ)【者流】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 そのなかまの者。多く名詞に付いて接尾語的に用い、その種類の人やその派の人であることを表わす。連中。[初出の実例]「於レ是乎和歌者流…
じゅえき‐しゃ【受益者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ある物事から利益を受ける者。〔商業経済辞典(1938)〕② 国や地方公共団体などの行なう事業から直接の利益を受ける者。③ 信託契約で、…
しゅけん‐しゃ【主権者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国家の現実の支配権を持つ者。旧憲法の下では天皇、新憲法の下では国民。〔仏和法律字彙(1886)〕② 家庭、団体などで、その最終的なあ…
しゅさい‐しゃ【主催者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 会合や行事などを主催する人や団体。[初出の実例]「私は只、主催者(シュサイシャ)としてお手伝をして居ります」(出典:暗夜行路(1921‐37…
じゅんきょう‐しゃ(ジュンケウ‥)【殉教者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 殉教をなしとげた人。[初出の実例]「基督教も加之(しか)もピューリタニックの殉教者的の聖人生活」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵…
しょうし‐しゃ(セウシ‥)【焼死者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 焼け死んだ者。[初出の実例]「焼死者、負傷者は各寺院に手厚く加療せよ」(出典:山吹(1944)〈室生犀星〉五)
じょう‐しゃ(ヂャウ‥)【杖者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 杖をついて歩く者。転じて、老人。年寄り。また、特に六〇歳の者。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔論語‐郷党〕
じょうず‐もの(ジャウズ‥)【上手者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 如才(じょさい)ない人。人づきあいのうまい者。また、口先がたくみな者。世辞のよい者。[初出の実例]「さりとは上手物(ジャウズモノ)め、…
しょうすう‐しゃ(セウスウ‥)【少数者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 少ない人数の者。数の少ない方に属する者。[初出の実例]「少数者かも知れないが、級の花と云はれる勉強家だ」(出典:社会百面相(1902)…
しょく‐しゃ【属者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① つき従う者。〔史記‐項羽本紀〕② ちかごろ。この頃。昨今。[初出の実例]「属者為二書一編一、専論二絵事一百則、号曰二山中人饒舌一」(…
しょく‐しゃ【職者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 故実をよく知っている人。有職(ゆうそく)に通じた人。有職家。識者(しきしゃ)。[初出の実例]「この人は三の舟にのりぬべき人にて、学生職…
おおくち‐もの(おほくち‥)【大口者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおぐちもの」とも ) 大口をたたく人。大言壮語をする人。ほらふき。[初出の実例]「ううさてはを主皈宗と云ふ大口ち者に出で合て呑…
かかえ‐もの(かかへ‥)【抱者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、幕府または諸大名家に、その人一代に限って召しかかえられたもの。そのまま世襲する例が多い。
いん‐じゃ【&JISF68D;者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒、煙草、アヘンなどの中毒者。[初出の実例]「一見怖る可き鴉片中毒の癮者」(出典:烟鬼(1900)〈永井荷風〉二)
うかれ‐もの【浮者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =うかれびと(浮人)②[初出の実例]「小鳥を落し、魚(うを)を釣りて、此処彼処(ここかしこ)遊びさまよふうかれ者(モノ)と成にけり」(出典…
きまえ‐もの(キまへ‥)【気前者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 さっぱりした気性の人。気前のいい人。物惜しみをしない人。[初出の実例]「兄に劣らぬ気性者(キメエモノ)にて、弱きを助け強きを挫(ひし)…
きゃしゃ‐もの【花車者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 優雅で上品な姿の者。[初出の実例]「しゃくどうかたのきゃしゃもの」(出典:仮名草子・田夫物語(1644‐52))
きょうがり‐もの【興者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 常軌を逸している人。とんでもない人。〔日葡辞書(1603‐04)〕
かんり‐しゃ(クヮンリ‥)【管理者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =かんりにん(管理人)①[初出の実例]「管理者が本人の意思を知りたるとき又は之を推知することを得べきときは」(出典:民法(明治二九…
きぎょう‐しゃ(キゲフ‥)【企業者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =きぎょうか(企業家)[初出の実例]「社会問題と云ふ名は〈略〉大工場が起ってから、企業者と労働者との間に生じたものではあるが」(出…
きさく‐もの【気者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 気軽なさっぱりした気性の人。物にこだわらない人。[初出の実例]「きさく者の通り者」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)二)「根が愚鈍な淡…
くまの‐どうじゃ(‥ダウジャ)【熊野道者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 熊野三社にお参りをする道者。熊野詣の巡礼者。[初出の実例]「熊野道者にあわれみをうけ」(出典:御伽草子・中将姫本地(室町時代物語集…
くるわ‐もの【郭者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遊郭で働いている人。[初出の実例]「棒持ち来り、やらぬと取り巻けば、景政為宗切り死にして立ち退かんと、廓者(クルワモノ)ども十方へ追…
どうけ‐もの(ダウケ‥)【道化者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 滑稽なことをする者。おどけた人。また、道化を演ずる人。[初出の実例]「ある書には、おきなのめんにたとへ、又ある伝記には、二番めの羅…
とうち‐しゃ【統治者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 統治権を有するもの。国家を統治するもの。統治権の主体。[初出の実例]「大国主命は曾(かつ)て日本の統治者であった如くであり」(出典:…
でん‐しゃ【田者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 農夫。百姓。田夫(でんぶ・でんぷ)。[初出の実例]「農夫田舎のわざなれば 庭の夫にさされ」(出典:幸若・いるか(室町末‐近世初))[その…
なまかわ‐もの(なまかは‥)【生皮者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 なまかわな人。なまけもの。ぶしょう者。[初出の実例]「此男、なまかは物也ければ、それを頼にて、ゑひの助ども、屈み集り来にけり」(出…
いけん‐じゃ【意見者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 訓戒、忠告をする人。[初出の実例]「ケンリョ タダシキ yqenja(イケンジャ) モ ヤクニ タツ ヘンタウヲ ナス コト カナワズ」(出典:コン…
こうほ‐しゃ【候補者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 候補となった人。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
こうれい‐しゃ(カウレイ‥)【高齢者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年老いた人。年寄り。老人。[初出の実例]「どんな高齢者だって、彼の今後の生活は、彼にとって初めての経験に違ひないではないか」(出典…
けいしょう‐しゃ【継承者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 先代や先任者などの地位や身分、財産、権利、義務などを受け継ぐ人。また、先人の打ち立てた思想や手法などを受け継ぐ人。承継者。[初出…
けいはく‐もの【軽薄者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 軽薄な人。[初出の実例]「我をほむる人を軽薄者(ケイハクモノ)とて、いかり給ふ大将もあるべし」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一一)
けんちょう‐しゃ(ケンチャウ‥)【健聴者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 聴覚に障害がない人。
けんどん‐しゃ【慳貪者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貪欲で無慈悲な人。[初出の実例]「慳貪者の事」(出典:貞享版沙石集(1283)七)
こうさく‐しゃ(カウサク‥)【耕作者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 田畑を耕して農作物をつくる人。[初出の実例]「耕作者は其賃銀を増加して、労力を得んとするも」(出典:南国記(1910)〈竹越与三郎〉五)
ごうじょう‐もの(ガウジャウ‥)【強情者・剛情者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 強情な人。意地っぱりな人。[初出の実例]「ああいふ強情者(ガウジャウモン)だから対手(ゑへて)にならねへ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐…
こうず‐しゃ(カウズ‥)【好事者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =こうずか(好事家)[初出の実例]「魚家の少女の詩と云ふものが好事者(カウズシャ)の間に写し伝へられることがあったのである」(出典:…
あくしょう‐もの(アクシャウ‥)【悪性者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒色にふけったり浮気をしたりして、身持ちの悪い者。[初出の実例]「とかくわぬしも悪性(アクシャウ)ものぞと町所にもしりたれば〈略〉身…
あだ‐もの【婀娜者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 色っぽい女。粋な美女。
そうし‐しゃ(サウシ‥)【創始者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある物事を最初にはじめた人。[初出の実例]「蓋し今日迄貨幣創始者たる名誉を負ひしは、リヂアン人なりしが」(出典:毎日新聞‐明治三七年…
そうなん‐しゃ(サウナン‥)【遭難者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 災難にあって傷ついたり死んだりした者。[初出の実例]「市九郎は、此の不幸な遭難者に、一遍の経を読むと」(出典:恩讐の彼方に(1919)…
そじゅつ‐しゃ【祖述者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 祖述する者。[初出の実例]「Follower 祖述者、継述者」(出典:改訂増補哲学字彙(1884))
ぞんざい‐もの【ぞんざい者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 性質や言行がぞんざいな人。無礼で乱暴な人。[初出の実例]「其法師めぞんざい者、御免と云も事による」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)五)
たい‐しゃ【対者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 働きかけの対象となる人。相手。[初出の実例]「即ち対者の胸臆を洞知して自己の情状を委悉明開せさるべからず」(出典:修辞及華文(1879…
たいへん‐もの【大変者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一筋なわではいかない者。手におえないしたたか者。[初出の実例]「ひょうたくれ猿唐人め。とんだ大変(ヘン)者もくればくるもんだ」(出典…
せんしょう‐もの(センシャウ‥)【僭上者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「せんじょうもの」とも ) 分に過ぎたことをする者。みえをはる者。僭上人。せんしょもの。[初出の実例]「むかしむかし、ぶんざいに過…
せんとう‐しゃ【先登者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人にさきがけて、一番先に登る者。[初出の実例]「六月の二十六日が此山開の日に方ると云ふので、吾こそ本年の先登者(セントウシャ)たら…
そうかん‐しゃ(サウカン‥)【相姦者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 刑法旧規定のもとで、姦通行為をした相手の者。〔現代大辞典(1922)〕
たっしゃ‐もの【達者者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ある方面にすぐれた能力をもっている者。また、健康な人。[初出の実例]「今年もまだ目鏡なしに、年玉に来た懐中暦見る達者(タッシャ)も…