フィロン(古代ギリシアの哲学者) ふぃろん Philon ho Larissaios (前160/159―前80ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ラリサ出身の古代ギリシアの懐疑派の哲学者。クレイトマコスKleitomachos(前187/186―前110/109)に学び、その後を継承してキケロなど多くの弟子を…
プラトン‐しゅぎ【プラトン主義】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① プラトン自身の哲学。② プラトンの学風を継承、発展させた諸学派。古アカデメイア派、新アカデメイア派、新プラトン派、ルネサンスの諸…
クラテス[タルソス] Kratēs; Crates of Tarsus
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前2世紀後半のアカデメイアの哲学者,学頭 (前 131/30~127/6) 。
アンティオコス あんてぃおこす Antiochos (前130/120―前68?)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの哲学者。折衷派の祖。アスカロン出身。初めラリサのフィロンの弟子であったが、やがて背き、カルネアデスにも反対して新アカデメイア…
スペウシッポス
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの哲学者。プラトンの甥(おい)。プラトンの死後,その後継者としてアカデメイア初代学頭となった。
古アカデメイア こアカデメイア Archaia Akadēmeia; Old Academy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プラトンの死後スペウシッポス,クセノクラテスなどが学頭となった約 100年間のアカデメイアをいう。
クセノクラテス Xenokratēs 生没年:前396か395-前314
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシアの哲学者。黒海沿岸のカルケドンに生まれ,プラトンのアカデメイアに学んだ。師の没後,アリストテレスらとともに小アジアに赴いたが,…
日本アカデメイア
- 共同通信ニュース用語解説
- 2012年に発足した政策提言のための民間団体。元経済同友会代表幹事の牛尾治朗氏や佐々木毅東大名誉教授らが呼びかけた。13年4月から企業経営者や学…
クラテス[アテネ] Kratēs; Crates of Athens
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前3世紀前半頃のギリシアの哲学者。ポレモンの弟子にして親友。彼の死後,跡を継いでアカデメイア第5代学頭 (前 276/69~268/4) 。
プラトン学派 ぷらとんがくは Platonism
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- (1)狭義には、プラトンの学園アカデメイアAkademeiaの学統を継承するアカデメイア派をいう。プラトンの没後、学園を継いだスペウシッポスやクセノ…
アカデミズム
- 百科事典マイペディア
- プラトンの学園アカデメイアに由来する語で,元来アカデメイア学派すなわちプラトンの学統をいう。転じて学者や芸術家の集団およびそこで行われる教…
カルネアデス
- 精選版 日本国語大辞典
- ( [ギリシア語] Karneadēs ) 古代ギリシアの哲学者。新アカデメイアの創設者。懐疑論の立場をとり、ストア学派を批判した。(前二一四頃‐前一二九頃)
スペウシッポス Speusippos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前395頃[没]前339/前338ギリシアの哲学者。プラトンの甥。アカデメイアに学びプラトンの死後アカデメイアの学頭をつとめた (前 347~339) 。彼は…
フィロン
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの哲学者。テッサリアのラリッサの人。カトゥルス,キケロの師。カルネデアスらのアカデメイア学派哲学とストア主義を折衷した独自の懐…
新アカデメイア しんアカデメイア Neo Akadēmeia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古アカデメイアが真理の表現として現れた学説の陳述や注釈に専心したのに対し,真理性そのものに関心をもち,おおむね批判的,懐疑的傾向をもつよう…
アンチオコス[アスカロン] Antiochos of Ascalon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前130/前120[没]前68ギリシアの哲学者。アスカロンの人。アテネでフィロンやムネサルコスに学び,第5アカデメイアを開設した。ストア派,プラト…
アルケシラオス あるけしらおす Arkesilāos (前316/315―前242/241)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシア懐疑派の哲学者。小アジア、ピタネ出身。プラトン哲学の形而上(けいじじょう)学的教説を排して古アカデメイアを離れ、新アカデメイアを…
クセノクラテス くせのくらてす Xenokrates (前396ころ―前314ころ)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代ギリシアの哲学者。小アジアのカルケドンの人。紀元前380年ごろアテネに出てプラトンに師事し、前339年から没するまでアカデメイアの第3代学頭を…
ダマスキオス Damaskios
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]480頃[没]550ダマスカス出身の新プラトン派の哲学者。神秘主義者。アカデメイア最後の学頭 (520頃~529) 。アレクサンドリアのイシドロスの弟子…
ポレモン Polemōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前270頃[没]?古代ギリシアの哲学者。アテネ出身。クセノクラテスに学び,アカデメイアを継いだ。アテネのクラテスは直弟子。理論よりも実践を重…
クレイトマコス Kleitomachos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前187/前186[没]前110/前109カルタゴ出身のギリシアの哲学者。師カルネアデスの跡を継ぎ中期アカデメイアの学頭となる (前 127~126) 。著書『判…
アカデミー
- 百科事典マイペディア
- (1)前387年ころ,プラトンが創設した学校。古代ギリシア語ではアカデメイア。アテナイ近郊の公共体育場の名にちなむ。弟子たちに引き継がれて約90…
アカデメイア Akademeia
- 旺文社世界史事典 三訂版
- プラトンがアテネ郊外のアカデモス神殿内に建てた学園前386年に設立され,アリストテレスはここで学び,プラトンの死後も弟子たちに継承され,東ロー…
プラトン
- 占い用語集
- 古代ギリシアの哲学者(紀元前427年~紀元前347年)。ソクラテスの弟子で、アリストテレスの師。アカデメイアという名で学校を開いたため、プラトン…
ゼノン(キプロス) Zenon
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 前336〜前264古代ギリシアの哲学者,ストア哲学の開祖ソクラテスやアカデメイア派・キュニコス派の影響を受けて独自の哲学体系を立て,アテネのスト…
アカデメイア あかでめいあ Akadēmeia ギリシア語
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- プラトンが紀元前385年ごろに開いた学園。アテネの北西郊外、半神アカデモスAkadēmosの神域にあったので、この名がある。プラトンはここで弟子たちと…
アカデメイア Akademeia
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- プラトンがアテネの郊外,英雄アカデモスを祭る地に建てた学園で,ユスティニアヌス帝の異教弾圧によって解散するまで,約900年にわたりギリシア・ロ…
アカデミー(academy/〈フランス〉académie)
- デジタル大辞泉
- 《プラトンが前387年ころアテネの郊外に設立したアカデメイア(Akadēmeia)という学園に由来する》1 西洋近代諸国で、学問・芸術に関する指導者・権…
アカデミズム あかでみずむ academism
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 学問研究や芸術活動において伝統的秩序や権威を尊重し、研究や創作活動の純粋性、正統性を保持しようとする精神的傾向あるいは行動様式を包括的に意…
アカデメイア Akadēmeia
- 改訂新版 世界大百科事典
- 前387年ころ,アテナイの北西郊外にある公共体育場アカデメイアを利用するかたちでプラトンによって開設された学園。教育カリキュラムなど不明だが,…
ac・a・deme /ǽkədìːm/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 〔A-〕(プラトンが教えを説いた古代アテネの)アカデメイア学園.2 〔時にA-〕((詩))教育の場,学校(academy).3 大学という社会[環境](…
エウクレイデス Eukleides
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 生没年不詳ヘレニズム時代の前300年ごろ活躍したギリシアの数学者。英語ではユークリッド(Euclid)というプラトンのアカデメイアに学び,アレクサン…
ゼノン(キプロスの)【ゼノン】
- 百科事典マイペディア
- 古代ギリシアの哲学者。キプロス島の生れ。アテナイへ出てキュニコス派,メガラ派,アカデメイア学派哲学を学び,のち彩色柱廊(ストア・ポイキレ)…
フーシェ Foucher, Simon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1644.3.1. ディジョン[没]1696.4.27. パリデカルト学派を批判したフランスの哲学者。パリで神学を修め,司祭となった。アカデメイア派の再興者を…
アルケシラオス Arkesilaos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前315/前314. ピタネ[没]前241/前240ギリシアの哲学者。クラテスを継いでアカデメイア学頭となる。ソクラテス,ピュロン,ティモンに由来する懐…
フィロン(ラリッサの) Philōn 生没年:前160か159-前80ころ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代ギリシアの哲学者。北ギリシア,テッサリア地方の市ラリッサLarissaに生まれる。故郷でカルネアデスの徒カリクレスに学んだのち,アテナイに遊学…
プラトン主義 プラトンしゅぎ Platonism
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- プラトンの哲学,およびその伝統。 2400年以上にわたって西洋哲学史に影響を及ぼした。本質的な構成契機は形而上学 (認識論,存在論) と倫理学であり…
プラトン(Platōn)
- デジタル大辞泉
- [前427ころ~前347]古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの弟子。アテナイ郊外に学園(アカデメイア)を創設。現象界とイデア界、感性と理性、霊魂と…
アカデメイア派 あかでめいあは
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →プラトン学派
ヘラクレイデス[ポントス] Hērakleidēs Pontikos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? ポントス,ヘラクレイア[没]前322以後古代ギリシアの哲学者。アカデメイアでスペウシッポス,プラトンに学び,のち故郷に帰り哲学学校を創設…
アカデメイア[プラトン] Akadēmeia of Plato
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前 387年プラトンがアテネの西郊外に開設した学校。アカデメイアは英雄アカデモス神にちなんで名づけられた。プラトンの講義のもとにスペウシッポス…
クセノクラテス Xenokratēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前396/前395[没]前314/前313カルケドン生れのギリシアの哲学者。人格者として知られるアカデメイア第3代の学頭。哲学的にはプラトニズムからピタ…
プラトン
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Platon ) 紀元前五~前四世紀の古代ギリシアの哲学者。アテナイの名門の出。ソクラテスの弟子。師の死後各地を旅行し、アテナイ西北部に学園(アカ…
クリュシッポス Khrysippos
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前280頃.キリキアソロイ[没]前206頃ギリシアの哲学者,ストア派第3代の学頭。アテネにおもむきゼノン,クレアンテスに,また中期アカデメイアで…
ビオン[ボリュステネス] Biōn of Borysthenes
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前3世紀前半頃在世のボリュステネス出身の哲学者。当初奴隷であったが,のち解放されてアテネに出て,アカデメイアでクセノクラテス,リュケイオンで…
ゼノン(キプロスの) Zēnōn 生没年:前335-前263
- 改訂新版 世界大百科事典
- キプロス島キティオン出身のギリシア哲学者。ストア学派の祖。若くしてアテナイに学び,キュニコス学派,メガラ学派,アカデメイア学派を経て,独自…
a・cad・e・my /əkǽdəmi/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]((複)-mies)1 [C](特別な教育・訓練をする)学校,専門学校;((歴史上))学ぶ場所.an academy of music音楽学校1a [C]((米・スコット))(私立…
エピクロス Epikouros
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 前341~前270ヘレニズム時代初期ギリシアの哲学者で,エピクロス派の祖。サモス島に入植していたアテネ人を両親に持ち,青年期にアカデメイア派の哲…
ヘルミアス Hermias
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前342. スーサ小アジアのミュシア地方にあったアタルネウスの僭主。プラトンのアカデメイアに学んだことがあり,その学徒を統治に参加させ…
フィロン
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Philōn )[ 一 ] 古代ギリシアの哲学者。ラリッサの出身でラリッサのフィロンと称される。キケロの師。第四アカデメイアの学頭。懐疑論的立場から、…