ヘルミアス(その他表記)Hermias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルミアス」の意味・わかりやすい解説

ヘルミアス
Hermias

[生]?
[没]前342. スーサ
小アジアのミュシア地方にあったアタルネウスの僭主プラトンアカデメイアに学んだことがあり,その学徒統治に参加させたり,アッソスに新しい哲学の学校を開くなど,穏健な支配を行なった。アリストテレスとも親交があり,プラトンからも書簡を受けている。かなりの陸海軍事力と財政力を有し,事実上アケメネス朝ペルシアから独立していたが,前 342年裏切りによってペルシアに捕えられ,処刑された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android