出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ビオン[ボリュステネス]
Biōn of Borysthenes
ビオン
Biōn
前 100年頃活躍したギリシアの牧歌詩人。テオクリトスを模倣した『牧歌』 Būkolikaのうち,完全なものと断片とを合せて 17編が現存。なかでも『アドニス哀歌』 Epitaphios Adōnidosは特に有名。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ビオン
びおん
Bion
生没年不詳。古代ギリシアの牧歌詩人。紀元前2世紀の人。小アジアのプロサに生まれ、生涯のほとんどをシチリア島で過ごした。代表作『アドニス哀悼歌』は、アドニスの死と女神アフロディテの悲しみを歌う叙情的な作品で、その言語やモチーフはテオクリトスの影響を強く受けている。このほか、若干の詩の断片が残存する。これらの詩は愛を主題としており、牧歌的要素はほとんど認められない。文体は素朴で平明である。
[岡 道男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ビオン
前100年ころ活躍したの小アジア生れのギリシアの牧歌詩人。テオクリトスを模倣し,単純ながら優雅な牧歌を書いた。《アドニス哀歌》は最も有名。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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