タカネマツムシソウ(読み)たかねまつむしそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タカネマツムシソウ」の意味・わかりやすい解説

タカネマツムシソウ
たかねまつむしそう / 高嶺松虫草
[学] Scabiosa japonica Miq. var. alpina Takeda

マツムシソウ科(APG分類:スイカズラ科)の越年草。茎は高さ30~40センチメートル。葉は対生し、羽状に裂ける。8~9月草丈に比して大きな青紫色の頭花を上向きに開く。亜高山帯から高山帯小石混じりの草原に生え、中部地方以北の本州四国に分布する。

[高橋秀男 2021年12月14日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のタカネマツムシソウの言及

【マツムシソウ】より

…北海道から九州まで分布する。高山・亜高山にはえるタカネマツムシソウvar.alpina Takedaは草丈が低いが,花は大きい。 マツムシソウ属Scabiosaは約100種がユーラシア大陸に広く分布するが,とくに地中海沿岸地方に多い。…

※「タカネマツムシソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android