マイクロマシニング(英語表記)micro-machining

デジタル大辞泉 「マイクロマシニング」の意味・読み・例文・類語

マイクロ‐マシニング(micro machining)

半導体集積回路製造に用いられる微細加工技術を応用し、数十マイクロメートル程度の微小機械をつくる技術。→ナノマシニングマイクロマシンMEMSメムス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイクロマシニング」の意味・わかりやすい解説

マイクロマシニング
micro-machining

数十μm程度の歯車マイクロアクチュエータなどの微小機械をつくる加工技術。超微細加工ともいう。大規模集積回路 LSI光学素子などの数μm以下の微細な形状をつくりだす加工技術をさらに高めたもので,原理は LSIの加工技術と同じ。究極的には原子レベルの操作を目指しており,すでに走査トンネル顕微鏡を利用して原子を 1個ずつ動かして文字を描くことに成功している。表面で構造物を組み立てる表面マイクロマシニングとケイ素 Siを削って作製するバルク・マイクロマシニングという技術がある。(→ナノテクノロジー

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android