LSI(読み)えるえすあい

  • large-scale integration

デジタル大辞泉の解説

large-scale integration》多数の集積回路ICに相当する機能を、1枚の基板に集積化したもの。回路素子の数が1000個から10万個程度のものを指す。大規模集積回路
[補説]集積化技術の向上にともない、1980年代には集積度が10万~1000万個程度のVLSI、1990年代には1000万個を越えたULSIが登場し、それぞれを区別したが、2000年代になってからはあえてこのような区別をせず、集積回路全般をLSIまたはICと呼称することが多い。

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百科事典マイペディアの解説

large scale integrated circuit(大規模集積回路)の。システム技術の開発に伴って実現したIC集積度の特に大きいもの。アメリカのテキサス・インスツルメンツ社が1968年に開発した。通常のICに比べて信頼性が向上したこと,コストが低減したこと,高速化が得られることなどの利点があり,ICに代わって電子式卓上計算機,航空宇宙関係の電子部品,テレビなどにMSI(中規模集積回路)とともに広く用いられるようになった。集積度による明らかな区別はないが,パッケージ当り数十ゲートのものをMSI,50〜100ゲートのものをLSI,10万ゲートのものをVLSI(超LSI)と呼んでいる。現在はさらに集積化が進みULSI(超々LSI)も開発されている。
→関連項目MSI音声合成軽薄短小型産業増幅回路電子回路電卓ドライエッチング半導体VLSIプリント基板マイクロコンピューターマイクロプロセッサー

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大辞林 第三版の解説

largescale integrated circuit
集積回路の一。多層化・微細化などにより IC よりさらに素子の集積度を高くしたものをさす。高密度集積回路。大規模集積回路。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (large-scale integration の略) 大規模集積回路。多数の集積回路を一枚の基板上に集積化したもの。電子計算機などの各種の電子機器に広く用いられる。

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化学辞典 第2版の解説

large scale integrationの略称.大規模集積回路ともよばれる.フォトリソグラフィー技術を駆使して,シリコンの基板上へ微細なトランジスターやダイオードなどをつくり込み,配線して多くの機能を実現している.数千個以上の回路素子が集積されているものをLSI,10万個以上をVLSI(超LSI),さらにこれを大きく超えるものをULSI(超々LSI)とよぶ.現在では4000万個以上のトランジスターが一つのチップに組み込まれている.LSIのメリットとして,小さくすることで高性能・高速化を実現し,歩留まりも向上している.しかし,微細化に伴い,SiO2膜の膜厚が20 nm 以下となりリーク電流が増加し,オフ時の消費電力の問題が生じ,より厚い膜厚でSiO2に等価な膜厚が得られる高誘電率膜が,あらたなゲート用絶縁膜として注目されている.また,高機能化に伴い回路設計が非常に複雑になり,配線層数が現在では10層にも及び,トランジスターに比べて回路動作に占める割合が極度に増した.このため,トランジスターを微細化して高性能にしても,システムとして高速化を実現することが難しくなり,配線金属にAlよりも抵抗率が低く,エレクトロマイグレーションに強いCuが用いられ,配線間の分離にSiO2よりも誘電率の低い低誘電率膜が用いられるようになっている.前者のゲート絶縁膜やトランジスター自体の構造に関連するプロセスをフロントエンドプロセス,後者の配線関連のプロセスをバックエンドプロセスとよぶ.[別用語参照]集積回路銅配線

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知恵蔵の解説

IC」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のLSIの言及

【集積回路】より

…このことからモノリシックmonolithic(一つの結晶片でできているという意味)であるといわれる。最近ではICはLSIと呼称されることが多い。 当初ICはコンピューターの演算処理装置や記憶装置といったシステムを構成する多数の回路ブロックや部品の一つという概念であった。…

【集積回路】より

…このことからモノリシックmonolithic(一つの結晶片でできているという意味)であるといわれる。最近ではICはLSIと呼称されることが多い。 当初ICはコンピューターの演算処理装置や記憶装置といったシステムを構成する多数の回路ブロックや部品の一つという概念であった。…

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