マツダ[株](読み)マツダ

百科事典マイペディア 「マツダ[株]」の意味・わかりやすい解説

マツダ[株]【マツダ】

1920年東洋コルク工業として設立され,1927年には東洋工業と改称し工作機械進出。1931年からは三輪トラックの生産を開始した。1984年現社名に。マツダ三輪車で知られたが,第2次大戦後,軽四輪,次いで小型自動車転換を図り,ロータリーエンジン積載車に力点を置く。国内販売を主力とするが,海外生産が拡大。しかし,オイルショックで販売不振に陥り経営危機を迎えた。旧住友銀行の支援などもあり1976年危機を脱し,1979年には米フォード社と資本提携関係に入る。さらに1996年フォード・モーター社傘下に入った。2011年3月期販売台数125万台。本社広島県府中町,工場防府,三次ほか。2011年資本金1865億円,2011年3月期売上高2兆3256億円,当期純益マイナス600億円。売上構成(%)は,車両73,部品9,海外生産用部品6,その他11。海外売上比率77%。
→関連項目ロータリーエンジン

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