モンテクリスト島(読み)モンテクリストとう(英語表記)Isola di Montecristo

改訂新版 世界大百科事典 「モンテクリスト島」の意味・わかりやすい解説

モンテクリスト[島]
Isola di Montecristo

イタリア中部,ティレニア海にあるトスカナ諸島中の島。面積10.39km2エルバ島の南40km,リボルノ県に属する。現在は国有地として〈自然保護地区〉となっている無人島ベネディクト会修道院廃墟があるが,1553年海賊襲撃により放棄されたもので,その際修道士たちが本土に運び去った財宝に関して伝説が生まれ,アレクサンドル・デュマの《モンテ・クリスト伯》の題材となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モンテクリスト島」の意味・わかりやすい解説

モンテクリスト島
モンテクリストとう
Isola di Montecristo

古代名オグラーザ Oglasa。イタリア中西部,チレニア海上,イタリア本土とコルシカ島中間に位置する無人島。トスカナ州リボルノ県に属する。最高点 645m。 A.デュマ (父) の小説モンテ=クリスト伯』で有名。 1553年に海賊に破壊され放棄された修道院跡がある。現在国の鳥獣保護地。面積 16km2

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