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モンテ・クリスト伯 モンテクリストはく

百科事典マイペディアの解説

モンテ・クリスト伯【モンテクリストはく】

デュマ(父)の小説。《Comte de Monte-Cristo》。1846年。青年エドモン・ダンテスは無実の罪で14年間孤島の獄につながれるが,そこを脱獄。モンテクリスト島の秘宝を手に入れ自分をおとしいれて出世を遂げた人びとに次々と復讐(ふくしゅう)する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モンテ・クリスト伯
もんてくりすとはく
Le Comte de Monte-Cristo

フランスの作家アレクサンドル・デュマ(父)の長編小説。1844~45年発表。長い航海を終えてマルセイユに帰港した、誠実で健康な若い船乗りエドモン・ダンテスには、船長への昇進、相思相愛の仲のメルセデスとの結婚の二つが控え、洋々たる人生が開けようとしていた。そこに、恋敵(こいがたき)フェルナン、昇進をねたむダングラール、野心家の検事ビルフォールの邪魔が入って、結婚式の当日、彼は逮捕され、身に覚えのない罪を着せられ、重大政治犯として、孤島イフの城塞(じょうさい)監獄に幽閉されてしまう。14年後、同じ境遇にあったファリア神父の死を利用して脱獄に成功。その後、神父が地中海の孤島モンテ・クリスト島に隠しておいた財宝を受け継ぎ、モンテ・クリスト伯爵と変名してパリ社交界に登場、かつて自分を陥れた人物たちに、次々と冷酷な復讐(ふくしゅう)を行っていく。日本でも、黒岩涙香(るいこう)翻案の『巌窟王(がんくつおう)』(1901~02)として、明治以来多くの人々に愛読されている。[宮原 信]
『山内義雄訳『モンテ・クリスト伯』全七冊(岩波文庫) ▽松下和則・松下彩子訳『モンテ・クリスト伯』全三巻(『世界文学全集24~26』1980・集英社)』

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