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デュマ デュマ Dumas, Alexandre (Davy de la Pailleterie); Dumas père

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュマ
デュマ
Dumas, Alexandre (Davy de la Pailleterie); Dumas père

[生]1802.7.24. ビレール=コットレ
[没]1870.12.5. ディエプ,ピュイ
フランスの小説家,劇作家。デュマ・ペール (父) と呼ばれる。膨大な作品を書いたが,小説よりむしろ戯曲によって,ロマン派を代表する作家となった。小説はほとんどが共作者の助力を得たもので,なかでもオーギュスト・マケの力が大きい。

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デュマ
デュマ
Dumas, Alexandre; Dumas fils

[生]1824.7.27. パリ
[没]1895.11.27. マルリルロア
フランスの劇作家,小説家。デュマ・フィス (子) と呼ばれる。デュマ・ペールの私生子として生れ,不幸な少年時代を過した。最初の小説『椿姫』 La Dame aux camélias (1848) はのちに劇化 (52) され,19世紀の最も有名な戯曲の一つとなった。

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デュマ
デュマ
Dumas, Georges

[生]1866.3.6. ガール,レディニャン
[没]1946.2. ガール,レディニャン
フランスの心理学者,生理学者。パリ大学教授,同心理学研究所所員。 T.A.リボーの門下で,生理学的,病理学的見地からの感情,情緒に関する業績が多い。 P.M.F.ジャネとともに,"Journal de psychologie"を創刊。

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デュマ
デュマ
Dumas, Jean-Baptiste-André

[生]1800.7.14. アレー
[没]1884.4.10. カンヌ
フランスの化学者。薬局に奉公し,独学で化学,植物学を修めたが,A.フンボルトの目に留り,パリに出て,パリ大学の教授およびコレージュ・ド・フランスの教授となった (1832) 。ヨウ素の薬学的・生理学的研究 (18) ,窒素定量法 (→デュマ法 ) の考案 (30) ,アントラセンの分離 (31) ,ショウノウの構造式の決定 (32) ,鎖式アルコールの研究 (36) など,有機化学の発展に多大の寄与をなした。

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デジタル大辞泉の解説

デュマ(Alexandre Dumas)

[1802~1870]フランスの小説家・劇作家。波瀾万丈(はらんばんじょう)のストーリー性に富んだ作風で、大衆の人気を博した。小説「三銃士」「モンテクリスト伯」など。大デュマ
[1824~1895]フランスの劇作家・小説家。の子。娼婦の純愛を描いた小説「椿姫」で認められ、その劇化で大成功を収める。以後、社会風俗を扱った戯曲を多く発表。小デュマ

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百科事典マイペディアの解説

デュマ

フランスの化学者。パリ大学教授。水の組成を精密に測定。蒸気密度測定法,有機化合物の窒素定量法を創案。有機化学構造論において基型説を発展させ,ベルセリウスの二元説に対抗。

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世界大百科事典 第2版の解説

デュマ【Jean‐Baptiste‐André Dumas】

1800‐84
フランスの化学者。中央技術工業学校創立者の一人。アカデミー・デ・シアンス会員。初め薬学を学び,医学・生理学的研究も行った。研究の大部分は1848年ころまでで,以後は政治家としての活動が多くなり,農業大臣,元老院議員,造幣局長も務めた。最初の重要な化学上の貢献は,常温で固体である物質の蒸気密度測定法の改良である。水銀,硫黄,リン,ヒ素の蒸気密度を測定し,当時のアボガドロの仮説に基づいて,原子量の正確な決定を試みた(1826,32)が,それぞれ当時認められていた原子量の1/2倍,3倍,2倍,2倍の値を得てしまい,この試みは失敗し,かえって原子論に対して慎重な態度をとらざるをえなくなった。

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大辞林 第三版の解説

デュマ【Alexandre Dumas】

1802~1870) フランスの小説家・劇作家。大デュマ(Dumas père)。通俗だが波瀾万丈の筋立てで大衆を魅了。芝居の成功はロマン派劇に活力を与えた。小説「三銃士」「二〇年後」「モンテ-クリスト伯」、戯曲「アンリ三世とその宮廷」など。
1824~1895) フランスの小説家・劇作家。小デュマ。大デュマの子(Dumas fils)。世相を描く問題劇のジャンルを開いた。小説「椿姫」、戯曲「金銭問題」「私生児」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デュマ
でゅま
Jean Baptiste Andr Dumas
(1800―1884)

フランスの有機化学者。フランス中南部のアレスの書記の子。コレージュで初等教育を受けたのち薬剤師に徒弟入り。その後ジュネーブに移る。そこでの研究が認められ、パリの理工科大学校(エコール・ポリテクニク)の化学復習教師に採用される(1823年。1835年から教授)。ほかにもソルボンヌ大学(パリ大学)(1841)、医科大学(1839)の教授に就任。工業技術学校の設立、『化学・物理学誌』の編集にも参加。また、二月革命ののちには政治にもかかわり、農商務大臣、元老院議員などの要職につく。1868年からは科学アカデミーの終身会長。フランスで初めて実験室教育を行い、多数の弟子を養成した。リービヒと並ぶ19世紀なかばごろの化学界の大立て者
 ガラスや染料などの化学技術や生理学を含む広範囲の研究を行った。とりわけ、現在も用いられている蒸気密度測定法(1826)と窒素定量分析法の開発や原子量の改定、同族列の概念を含む有機化合物の分類、置換の説(1834)と型の説(1840)の提唱は有機化学の創生に大きな貢献を果たした。当初ベルツェリウスの電気化学的二元論を支持していたデュマは有機化合物は塩基性部分および酸性部分からなると考えたが、化合物中の水素が塩素によって置換され、さらに酢酸の塩素置換物が同様の化学的性質をもつことから化合物の単一構造(型)説を唱えた。この説は弟子のジェラール(ゲルアルト)らによって新型の説に発展し、ついで有機化学構造論の展開をみることになる。[肱岡義人]

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世界大百科事典内のデュマの言及

【アントラセン】より

三つの環から成る芳香族炭化水素の一つ。1833年にJ.B.A.デュマがコールタール中から単離したもので,ギリシア語の石炭を意味するanthrasに起源・出所を示す接尾辞eneをつけて命名された。純品は,エチルアルコールから再結晶したものは板状結晶,ベンゼンから再結晶したものは針状結晶で,いずれも無色の結晶であるが紫色の蛍光を有する。…

【化学】より

…ベルセリウスは,基は不可分の物質の構成単位で,電気力によって有機物分子をつくる,と考えた。しかしJ.B.A.デュマとローランAuguste Laurent(1807‐53)は,電気的な力に重点をおかず,種々の基が結合できる〈核〉を考えた。核の種類に応じて有機物は〈型〉に分類される。…

【窒素定量法】より

…たとえば有機態窒素化合物(タンパク質,アミノ酸,アミノ糖,核酸など)は,そのほとんどすべてを一つのグループとして取り扱うこともできる。すなわち,これらの有機態窒素化合物は,いずれも酸化銅などの酸化剤の存在下,N2を含まない気流中で強熱分解するとN2に変わり(デュマ窒素定量法),硫酸銅などを含む濃硫酸液中で加熱分解するとNH4に変わる(ケルダール窒素定量法)。したがって加熱分解後は,有機態窒素化合物の定量はN2あるいはNH4の定量に帰することになる。…

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