不法就労(読み)フホウシュウロウ(英語表記)illegal foreign labor

デジタル大辞泉 「不法就労」の意味・読み・例文・類語

ふほう‐しゅうろう〔フハフシウラウ〕【不法就労】

不法に入国上陸したり、在留期間を超えて不法に残留したりするなど、正規の在留資格を持たない外国人職業に従事すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不法就労」の意味・わかりやすい解説

不法就労
ふほうしゅうろう
illegal foreign labor

外国人が観光などの資格で入国したにもかかわらず,専ら就労して賃金を得る資格外活動と,在留期限が到来しても滞在して就労を継続する資格外活動がらみの不法残留をいう。近年不法就労者は急増しており,1992年の摘発件数は6万 2161人となっている。また法務省によると,92年年初で不法就労者は約 29万人と推計している。国籍別には,フィリピンタイ韓国,中国,イランが多く,男女別には従来は女子が多かったが,最近男子が急増し,88年以降は男子が女子を上回っている。また,稼働実態を見ると,男子は建設作業員,工員,女子はホステスが多くなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android