二人三脚(読み)ニニンサンキャク

デジタル大辞泉 「二人三脚」の意味・読み・例文・類語

ににん‐さんきゃく【二人三脚】

二人が一組みになって横に並び、隣り合う足をひもで結んで、3脚で走ること。また、その競技
両者が協力して物事を行うこと。「官民二人三脚研究を進める」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二人三脚」の意味・読み・例文・類語

ににん‐さんきゃく【二人三脚】

〘名〙
① 二人が横に並び、それぞれ内側足首をひもで結び合わせ、二人が三脚で走ること。また、その競技。
※筆まかせ(1884‐92)〈正岡子規〉一「二人三脚、旗拾ひ、玉子拾ひ、などは小供だましといつつべし」
② 二人で協力して事をなしとげていくことのたとえ。
※泥の勲章(1963)〈邦光史郎〉七「お宅の倒れる時は、うちの倒れる時、二人三脚で、仲よう行こうやおまへんか」

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四字熟語を知る辞典 「二人三脚」の解説

二人三脚

二人が横に並び、それぞれの内側の足首をひもで結び合わせ、二人が三脚で走ること。二人で協力して事をなしとげていくことのたとえ。

[使用例] 佐分春応師の〈略〉「やり手」として拝金主義経営に拍車をかける才腕一方焼失の責任を感じて表へ出ず、ひたすらことなかれ主義の控え目を守った慈海師との、二人三脚で繁栄する「観光寺院」の裏側が養賢に見えなかったはずはない。[水上勉*金閣炎上|1979]

[使用例] 捨てます。離れます。……といえますかいまさら。二人三脚でやってきたんです先生。とぼくは[井上ひさし*国語事件殺人辞典|1982]

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