今井太郎右衛門(読み)いまい たろうえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今井太郎右衛門」の解説

今井太郎右衛門 いまい-たろうえもん

1824-1877 幕末-明治時代の商人
文政7年生まれ。京都の今井家にはいり,長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩御用達(ごようたし)大黒屋の跡をつぎ,尊攘(そんじょう)派を支援。維新後,書籍業に進出。明治5年村上勘兵衛らと最初の図書館ともいうべき集書会社(閲覧と販売)を京都につくった。明治10年12月5日死去。54歳。長門出身。本姓井関。号は似幽。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「今井太郎右衛門」の解説

今井太郎右衛門

没年:明治10.12.5(1877)
生年:文政7(1824)
萩に生まれ,京の長州藩(山口県)用達商人の大黒屋に養子に入る。長州藩尊攘運動を援助。明治維新後も京に居住し,志士遺墨を集めた。木戸孝允の死を悼みつつ病没

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android