前田利政(読み)まえだ としまさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前田利政」の解説

前田利政 まえだ-としまさ

1578-1633 織豊時代武将
天正(てんしょう)6年生まれ。前田利家(としいえ)の次男。父より能登(のと)(石川県)に21万石をあたえられ,慶長2年七尾(ななお)城主となる。能登侍従と称した。関ケ原戦い徳川家康にしたがわず所領を没収された。のち出家して京都にすんだ。寛永10年7月14日死去。56歳。尾張(おわり)(愛知県)出身通称は孫四郎。法名は宗悦。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の前田利政の言及

【能登国】より

…旧国名。能州。現在の石川県羽咋(はくい)郡以北,能登半島の大部分を占める。
【古代】
 北陸道に属する中国(《延喜式》)。国郡制が施行された当初は越前国に属したが,718年(養老2)越前国の羽咋,能登,鳳至(ふげし),珠洲(すず)4郡を割いて,能登国が設置された。国名の由来は,立国の際,能登郡(現,七尾市)に国府が置かれたことによる。しかし741年(天平13)に至り,能登国は越中国に併合され廃国となった。…

※「前田利政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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