デジタル大辞泉
「唐糸草」の意味・読み・例文・類語
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からいと‐そう ‥サウ【唐糸草】
〘名〙 バラ科ワレモコウ属の多年草。本州中部の日本海側の
高山帯や
草地に生える。高さ五〇~九〇センチメートル、茎は直立し、全草無毛で、
地下に太い根茎をもつ。葉は長い柄のある
奇数羽状複葉で
根際からまばらに生える。小葉は長さ五~九センチメートルの楕円形で五~六対あり、縁にあらい鋸歯
(きょし)がある。八月に、茎の先に長さ一〇センチメートル以上になる大形の紫紅色の
穂状花序が垂れ下がり、
先端から咲き始める。糸状の花糸が紫紅色で美しいことから、中国渡来の
絹糸になぞらえてこの名がある。とううちそう。《季・夏》
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