国庫金(読み)コッコキン

デジタル大辞泉 「国庫金」の意味・読み・例文・類語

こっこ‐きん〔コクコ‐〕【国庫金】

国庫に属する現金の総称。歳入金・歳出金・預託金・保管金などを含み、日本銀行によって出納される。

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精選版 日本国語大辞典 「国庫金」の意味・読み・例文・類語

こっこ‐きん コクコ‥【国庫金】

〘名〙 国庫に属する現金。歳入金、歳出金、政府の保管する歳入歳出外現金などを含む。日本銀行が出納事務を取り扱う。
太政官布告第三二号‐明治一五年(1882)六月二七日「政府の都合に依り日本銀行をして国庫金の取扱ひに従事せしむべし」

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百科事典マイペディア 「国庫金」の意味・わかりやすい解説

国庫金【こっこきん】

国庫に属する現金の総称で,政府保有の手許資金をさす。日本の制度では,一般会計の歳入・歳出金,特別会計の手許現金,各種政府資金等の残高公社公庫等の預託金,国庫金補填(ほてん)勘定の残高を含む。国庫金は日本銀行への政府預金として管理され,その出納事務の取扱いは日本銀行に統一される。国の支出原則として日本銀行を支払人とする小切手の振出しによる。→財政資金
→関連項目一時借入金指定預金中央銀行

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世界大百科事典(旧版)内の国庫金の言及

【国庫】より

… 国庫には現金,有価証券,不動産,物品などが属する。このうち,国民経済,国内金融に大きな影響をもたらす現金を国庫金と称する。国庫金は,国が現金を受け入れれば増加し,逆に支払うと減少する。…

※「国庫金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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