財政資金(読み)ザイセイシキン

デジタル大辞泉 「財政資金」の意味・読み・例文・類語

ざいせい‐しきん【財政資金】

財政収入および財政支出として国庫で取り扱うすべての資金

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

百科事典マイペディア 「財政資金」の意味・わかりやすい解説

財政資金【ざいせいしきん】

国家資金,政府資金とも。一般会計・特別会計・財政投融資・政府関係機関を通じて国庫に入出する全貨幣資金。日本開発銀行(現,日本政策投資銀行)・日本輸出入銀行(現,国際協力銀行)等の政府金融機関の資金を含むので国庫金よりも広い概念である。このうち,国庫内振替収支と政府の対日銀収支を除き,調整項目(送金途上の国庫金等)により調整を加えた対民間の現金収支尻(じり)を財政資金対民間収支という。これは国庫収支とも呼ばれ,日銀にある政府預金を通じて行われる。この収支は通貨増減を制約する重要な要因をなすが,財政収支のバランスや季節で変化し,その動向は国民経済や金融市場に大きな影響を与える。→散布超過引揚超過

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android