宗祖(読み)シュウソ

デジタル大辞泉 「宗祖」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐そ【宗祖】

一つ宗教宗派を興した人。開祖祖師

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精選版 日本国語大辞典 「宗祖」の意味・読み・例文・類語

そう‐そ【宗祖】

〘名〙
先祖祖先。しゅうそ。
※皇字沙汰文(1296‐97)下「皇御孫者、百王宗祖、豊葦原主、而降臨本朝、座于当宮
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「王室は宗祖遺伝の策を誤らずして次第に封建世祿の権を制し」 〔韓詩外伝‐六〕

しゅう‐そ【宗祖】

〘名〙
一宗一派を開いた人。開祖。祖師。
随筆塩尻(1698‐1733頃)二五「或問東都にて遠島せられし富士門徒は、如記なる僧宗祖となるや」

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普及版 字通 「宗祖」の読み・字形・画数・意味

【宗祖】そうそ

先祖。

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世界大百科事典(旧版)内の宗祖の言及

【教祖】より

…宗教や宗派の創始者。開祖,宗祖などともいう。大宗教では仏教の仏陀,キリスト教のイエス・キリスト,イスラムのムハンマド(マホメット)などがあげられるが,分裂によって枝分れした小宗派の指導者をいう場合もある。…

【祖師】より

…日本の仏教では,釈迦は釈迦三尊像などであらわされるように大乗仏教の仏として説かれ,仏教の開祖としての釈迦について教えられることは少なかった。また,仏教が長期にわたって断続的に伝えられたために,宗派性が強調されることが多く,釈迦よりも宗祖や日本仏教の開祖としての聖徳太子が賛仰の対象になることが多かった。さらに,多彩な仏教を統一的に理解することは容易ではなかったから,新しい教説を立てたり,仏教を日本人にわかりやすく説いた宗派の開祖が,信仰の対象として重んぜられる傾向が強かった。…

※「宗祖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」