幸田(読み)コウダ

デジタル大辞泉 「幸田」の意味・読み・例文・類語

こうだ〔カウだ〕【幸田】

姓氏の一。
[補説]「幸田」姓の人物
幸田文こうだあや
幸田延こうだのぶ
幸田露伴こうだろはん

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精選版 日本国語大辞典 「幸田」の意味・読み・例文・類語

さき‐だ【幸田】

〘名〙 (「さきた」とも) 神の恵みを受けて、作物がよくみのる田。
神楽歌(9C後)大前張・木綿垂で「〈本〉木綿垂(ゆうし)での 神の佐支多(サキタ)に 稲の穂の」

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改訂新版 世界大百科事典 「幸田」の意味・わかりやすい解説

幸田[町] (こうた)

愛知県南部,額田(ぬかた)郡の町。人口3万7930(2010)。中央部をJR東海道本線,国道248号線が通り,東に東海道新幹線の坂野坂トンネル,西に永野トンネルがある。東部に遠望峰(とぼね)山,南部に三ヶ根山があり,中央部には北流する広田川の沖積地が広がる。明治初期まで菱池沼があり,江戸時代から開発が進められ,1880年代の干拓工事の完成により,水田地帯となった。東部の台地には古墳群や溜池が点在し,国道248号線沿いに集落が発達,イチゴ,トマトなどの施設園芸や畜産が盛んである。国道23号線の走る西部一帯は傾斜地で,ミカン,柿の栽培が行われる。南部の深溝(ふこうず)を中心に,東海道本線に沿って繊維工場が立地し,近年は北部に金属・機械工場が進出している。三河湾国定公園に属する遠望峰山,三ヶ根山を中心に観光開発が進む。
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