日本歴史地名大系 「菱池沼」の解説
菱池沼
ひしいけぬま
菱池沼の範囲を天保郷帳記載の村からみると、
すなわち、
近世に入って、小河川が流した土砂の堆積で中州が形成され、丸池が生じたりしている。近世初期、すでに本村居住地から離れた飛地を土呂・山畑・高須・鷲田・岩堀の各村では開発を始めているはずであるが、天正・慶長の両検地では菱池開発地分は除外されている。元和二年(一六一六)に三河代官畔柳寿学が上地川に寿学堤を完成し、正保二年(一六四五)に甘縄藩主松平備前守による
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報