掴み(読み)ツカミ

デジタル大辞泉 「掴み」の意味・読み・例文・類語

つかみ【×掴み/×攫み】

つかむこと。手で握ること。多く他の語と複合して用いる。「ひと―」「わし―」
相手の気持ちを引きつけること。また、その事柄。お笑い芸人が観客を引きつけるために最初に放つ独創ギャグ。また、講演や説明会の最初に聴衆の関心興味を高めるために話す事柄。「―のうまい芸人」
囲碁互先たがいせんのとき、先手を決める方法。一方が碁石を任意の数だけ握り、他方がその数の奇数偶数かを当てたら先手となり、違えば後手となる。にぎり。
花札で、出来役の札を手札の中にそろえて持つこと。
破風はふ板の合う部分を固める板。蟻板ありいた
欲の深いこと。また、その人。欲ばり。
「残りの臣下は欲づらの―の達者」〈浄・今国性爺〉
草履取り
「召し連れたる―が言ふやう」〈咄・軽口大矢数〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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