村上[市](読み)むらかみ

百科事典マイペディア 「村上[市]」の意味・わかりやすい解説

村上[市]【むらかみ】

新潟県北部,越後平野北端の市。1954年市制。中心市街は内藤氏城下町として発達,その町割を残している。日本海東北自動車道,羽越本線が通じる。藩の奨励で興った堆朱(ついしゅ)を特産,三面(みおもて)川のサケ,また商業的栽培地として北限の村上茶産地としても知られる。食品,電気機器工業で製造品出荷額,従業者数とも市全体の7割以上(2003)を占める。日本海岸に瀬波温泉と岩船港があり,岩船の石船(いわふね)神社付近は磐舟柵(いわふねのさく)の地。2008年4月岩船郡荒川町,神林村朝日村山北町を編入。1174.26km2。6万6427人(2010)。

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