横山泰三(読み)ヨコヤマタイゾウ

デジタル大辞泉 「横山泰三」の意味・読み・例文・類語

よこやま‐たいぞう〔‐タイザウ〕【横山泰三】

[1917~2007]漫画家高知の生まれ。横山隆一の弟。痛烈な政治・社会風刺を得意とし、高い評価を得た。代表作毎日新聞連載プーサン」、朝日新聞の連載「社会戯評」など。

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百科事典マイペディア 「横山泰三」の意味・わかりやすい解説

横山泰三【よこやまたいぞう】

漫画家。高知県生れ。横山隆一の弟。武蔵野美術学校に学び,第2次大戦後漫画家として出発。1950年雑誌《ホープ》に描いた風俗漫画が猥褻(わいせつ)画として摘発される。1954年より《毎日新聞》で《プーサン》,1954年より《朝日新聞》で〈社会戯評〉を連載。単純化した直線的な構成による画風で,風俗・風刺漫画を描く。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「横山泰三」の解説

横山泰三 よこやま-たいぞう

1917-2007 昭和後期-平成時代の漫画家。
大正6年2月28日生まれ。横山隆一の弟。昭和25年から「プーサン」を「毎日新聞」に連載,幾何学的な描線と社会風刺によって注目され,29年菊池寛賞を受賞し,映画にもなった。29年から平成4年まで「朝日新聞」に1コマ風刺漫画「社会戯評」をかいた。平成19年6月10日死去。90歳。高知県出身。帝国美術学校(現武蔵野美大)中退

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世界大百科事典(旧版)内の横山泰三の言及

【漫画】より

…伊藤逸平主宰の漫画雑誌《Van》が創刊された。加藤芳郎,横山泰三,手塚治虫など新しい世代の漫画家があらわれた。独特の筆づかいで清水崑(こん)(1912‐74)が海外にまで迎えられたのもこの時代である。…

※「横山泰三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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