津山[市](読み)つやま

百科事典マイペディア 「津山[市]」の意味・わかりやすい解説

津山[市]【つやま】

岡山県北部の市。1929年市制。市街は吉井川上流,津山盆地の中央にあり,1603年森忠政が鶴山(かくざん)城を築き,のち城下町として発展。姫新(きしん)線,津山線,因美線の交点。1983年の中国自動車道全通後工業団地などが立地して,阪神経済圏と直結した。美作(みまさか)地方の中心をなす。かつて津山鎌,雲斎織の産で知られた。近年は電気・機械工業を中心に製材製紙が活発,木工品,紙製品を産する。院庄(いんのしょう)館跡(史跡),衆楽園鶴山公園がある。北東部の鳥取県境周辺の山地氷ノ山後山那岐山(ひょうのせんうしろやまなぎさん)国定公園に属する。2005年2月勝田郡勝北町,久米郡久米町,苫田郡加茂町,阿波村を編入。506.33km2。10万6788人(2010)。

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