精選版 日本国語大辞典 「渡鳥」の意味・読み・例文・類語
わたり‐どり【渡鳥】
〘名〙
① 鳥類の生態上の区分。留鳥に対する語。繁殖する地域と非繁殖期を過ごす地域とが離れていて、毎年定期的にその間を往復する鳥をいう。また、ある地域に毎年一定の季節にだけ現われる鳥をいうこともあるが、この場合には候鳥と呼ぶ方が正しい。カモ類の大部分、ガン類、ハクチョウ、ツグミなど。《季・秋》
③ 定住しないで方々を渡り歩いて生活する人。渡り稼ぎする人。渡り者。
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