候鳥(読み)コウチョウ

デジタル大辞泉 「候鳥」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう〔‐テウ〕【候鳥】

渡り鳥など、季節によって生息地を変える鳥。ふつう冬鳥をいう。 秋》
[類語]野鳥水鳥水禽海鳥家禽飼い鳥渡り鳥夏鳥冬鳥漂鳥留鳥旅鳥迷鳥禁鳥保護鳥益鳥害鳥雄鶏雌鳥小鳥猛禽鳴禽珍鳥始祖鳥

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精選版 日本国語大辞典 「候鳥」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょう‥テウ【候鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ある地域一定の季節にだけ出現する鳥。渡り鳥のほか季節によって生息環境を変える鳥も含む。
    1. [初出の実例]「梢の切れたところを渡る幾百羽とも知れぬ候鳥の」(出典:日の果て(1947)〈梅崎春生〉)
    2. [その他の文献]〔陸雲‐谷風詩〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「候鳥」の意味・わかりやすい解説

候鳥
こうちょう

ある一つの地域に生息する鳥のなかで、毎年規則的にある季節にのみ現れ、他の季節には姿を消すものをいう。渡り鳥と同義とされることが多いが、正確にいえば異なった概念である。

浦本昌紀

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普及版 字通 「候鳥」の読み・字形・画数・意味

【候鳥】こうちよう

渡り鳥。

字通「候」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「候鳥」の意味・わかりやすい解説

候鳥
こうちょう

渡り鳥」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の候鳥の言及

【ガン(雁)】より

…渡りのときはおもに夜間に飛ぶ。【柳沢 紀夫】
[伝承]
 雁は候鳥(こうちよう)で,秋には南に渡り春には北に帰るところから,中国では遠隔の地の消息を伝える通信の使者と考えられ,雁信,雁書の説が生まれた。仏の前生話にも雁が出る。…

※「候鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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