牡丹亭還魂記(読み)ぼたんていかんごんき

精選版 日本国語大辞典 「牡丹亭還魂記」の意味・読み・例文・類語

ぼたんていかんごんき ボタンテイクヮンゴンキ【牡丹亭還魂記】

中国、明代の戯曲。五五齣(せつ)湯顕祖の作。「玉茗堂四夢」の一つ。万暦二六年(一五九八成立。互いに離れた場所に住む柳春卿(夢梅)と杜麗娘が夢の中で出会って恋し合う。娘は恋いわずらって死んでしまうが、のち再生し二人は結ばれるという伝奇作品。還魂記

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旺文社世界史事典 三訂版 「牡丹亭還魂記」の解説

牡丹亭還魂記
ぼたんていかんこんき

明代の湯顕祖 (とうけんそ) の戯曲。単に『牡丹亭』または『還魂記』ともいう
16世紀末完成。55幕。金軍の南下動乱が続く南宋背景に,夢の中で会った男女現実に結ばれるまでを描き,劇の構成・歌詞ともに独創的ですぐれている。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「牡丹亭還魂記」の解説

『牡丹亭還魂記』(ぼたんていかんこんき)

『牡丹亭』あるいは『還魂記』ともいう。明代の長編戯曲。湯顕祖(とうけんそ)の著作。55幕。16世紀末完成。夢にみた書生にこがれ死んだ娘が再生して書生と結ばれるという筋で,明の戯曲の傑作

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「牡丹亭還魂記」の意味・わかりやすい解説

牡丹亭還魂記
ぼたんていかんこんき

還魂記

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