祭色(読み)さいしょく(英語表記)colores liturgici

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「祭色」の意味・わかりやすい解説

祭色
さいしょく
colores liturgici

教会の祭服などの色。典礼色ともいう。白は光明喜悦貞潔を,赤は血,火,灼燃,愛を,緑は希望,紫,すみれは痛悔,ばら色は喜悦を,黒は哀悼を意味する。殉教者以外の聖者キリストマリアの祝日は白,聖霊降臨,キリストの受難,殉教者の祝日は赤,聖金曜と死者ミサは黒,待降節と四旬節は紫,聖霊降臨の大祝日から待降節までの主日は普通緑,待降節第4の主日と四旬節第4の主日はばら色,ときに空色が許され,金色は白,赤,緑の代用銀色は白の代用となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android