精進揚げ(読み)しょうじんあげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「精進揚げ」の意味・わかりやすい解説

精進揚げ
しょうじんあげ

揚げ物の一種で、野菜類を揚げたものをいう。仏道を究めることに精進ということばが多く使われ、素食(そじき)(植物性の料理)を精進料理といい、精進揚げはその一部である。材料としては、サツマイモニンジンシイタケナスタケノコゴボウ、インゲン、ミツバシュンギク蓮根(れんこん)、アスパラガスピーマンオクラなどがある。何種かの材料を混ぜ合わせて揚げるものを五色揚げともいう。関西では、つけ揚げとか衣揚げの名が用いられている。関東では、大正のころまで胡麻(ごま)揚げとよばれていた。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「精進揚げ」の解説

しょうじんあげ【精進揚げ】

野菜を揚げた料理。特に野菜の天ぷらをいうことが多い。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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