荷担・加担(読み)かたん

精選版 日本国語大辞典 「荷担・加担」の意味・読み・例文・類語

か‐たん【荷担・加担】

〘名〙
① (荷担) 荷物をになうこと。荷をかつぐこと。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
太平記(14C後)一八「三種神器を自荷担(カタン)して」 〔列子‐湯問〕〔後漢書‐丁鴻伝〕
② (他人の荷を背負うところから) 力を貸すこと。助けること。味方になること。また、その人。
結城氏新法度(1556)八〇条「指南之者、縁者親類、又かせもの下人にて候とて、かたんし引汲し、理をとり付」
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記王政維新の際に仙台佐幕論に加担(カタン)して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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