蹲・蹲踞(読み)つくばい

精選版 日本国語大辞典 「蹲・蹲踞」の意味・読み・例文・類語

つくばい つくばひ【蹲・蹲踞】

〘名〙 (動詞「つくばう(蹲)」の連用形名詞化)
① うずくまること。しゃがむこと。
② おとし入れようとしてうずくまって、ひそかに機会をねらうこと。→因果のつくばい
茶室入り口などに低く据えた手水鉢(ちょうずばち)。手を洗うのにつくばうところから。
落語・素人茶道(1893)〈三代目春風亭柳枝〉「上客が先に立ちまして築盃(ツクバイ)に向ひ嗽(うが)ひちゃうづを使ひまして」
奉行所白州縁先にあたる部分
※落語・大工訴訟(1891)〈禽語楼小さん〉「正面には大岡越前守様御着座に成り、公用人目安方、突這(ツクバイ)同心が相並んで居ります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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