黒田五柳(読み)くろだ・ごりゅう

朝日日本歴史人物事典 「黒田五柳」の解説

黒田五柳

生年生没年不詳
江戸後期,『釣客伝』の著者。同書は江戸近辺の釣り場,天候,雲の見方,釣り道具,餌などから春秋の釣りの仕方までを著述末文に三河屋改黒田五柳著述とあり,商家の隠居と推測される。成立には,文政(1818~30)説と,天保(1830~44)説とがある。<参考文献>大橋青湖編『釣魚秘伝集』

(伊藤康宏)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田五柳」の解説

黒田五柳 くろだ-ごりゅう

?-? 江戸時代後期の著述家
文政-天保(てんぽう)(1818-44)ごろの人。江戸近辺の釣り場や釣り道具などについて記述した「釣客(ちょうかく)伝」をあらわした。

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