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(■1)纈(夾纈) きょうけち

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうけち【(■1)纈(夾纈)】

模様染の一種で,〈纐纈(こうけち)〉〈﨟纈(ろうけち)〉と共に奈良時代の染色を代表するものの一つ。〈夾〉という語意から,挟み染,すなわち今日の〈板締め染〉の技法によるものであろうと考えられていたが,最近までその技術の詳細は不明であった。しかし1972年アルフレッドビューラーによって,インドアフマダーバードキャリコ博物館に所蔵される,纐纈と同種の染色に用いられたと思われる2枚の厚い型板が報告され,纈の技術もほぼ明らかにされた。

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世界大百科事典内の(■1)纈(夾纈)の言及

【絞染】より

…染色技法の一つ。本来は原始的な染法で,布の一部を結んで染料に浸すと,結んだ部分に染料が浸透せず横段や縞様ができる。布を結ぶので上代人は結帛(ゆいはた∥ゆはた)と呼んでいたが,奈良時代に大陸から高度な技術が導入され,目交(めゆい),大纈,小纈,夾纈(きようけち),甲(絞)纈などの名称が文献に現れる。目交,大・小纈は鹿の子絞に似たもので,正倉院に伝来する紅色地目交文纐纈(こうけち)はアスターナ古墳出土の紅色絞纈絹と類似するのをはじめ,唐代の絞纈と技法や文様の類似する遺品が正倉院宝物中に見られる。…

【染色】より

…その第1は聖武天皇の遺品の調度類で,屛風類が非常に多い。現在は40扇しか残っていないが,献物帳には6曲100畳があったと記され,このなかに纈(きようけち)屛風が65畳,﨟纈(ろうけち)屛風が10畳記載されている。また屛風の袋には麻に摺文(すりもん)を置いたものが使われているし,箱の袋などにも﨟纈の裂が使われている。…

※「(■1)纈(夾纈)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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