アフマダーバード(その他表記)Ahmadābād

デジタル大辞泉 「アフマダーバード」の意味・読み・例文・類語

アフマダーバード(Ahmedabad)

アーメダバード

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改訂新版 世界大百科事典 「アフマダーバード」の意味・わかりやすい解説

アフマダーバード
Ahmadābād

インド北西部,グジャラート州最大の都市。人口352万0085(2001)。アーマダーバードとも呼ばれる。ムンバイー(旧ボンベイ)とならぶインド綿業の中心地である。キャンベイ湾に注ぐサバルマティ川左岸に,1411年グジャラートスルタンであったアフマド・シャー1世により建設された。市名は彼にちなむ。1573年アクバル大帝により征服されたが,ムガル朝期を通じて宝石・貴金属・象牙細工,木彫,じゅうたんなどの手工業,また在地および域外交易で栄え,これら手工業は今日も伝統工業として残っている。18世紀には衰えたが,1861年に後背平野に産する綿花をもとに地元資本により紡績工場が建設された。以後,綿業都市として発展し,〈インドのマンチェスター〉と呼ばれた。現在,紡績錘数は全国の17%,また織機数は20%ほどを占める。南アフリカから帰国したガンディーが1915年にサティヤーグラハ修練道場をつくり,20-30年代のインドの独立運動の拠点となった。
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山川 世界史小辞典 改訂新版 「アフマダーバード」の解説

アフマダーバード
Ahmadabad/Ahmedabad

インド西部,グジャラート州の都市。1411年,当時グジャラートを支配していたアフマド・シャー1世が建設して以降商工業の中心地として栄えた。ムガル帝国アクバル帝による征服,マラーター勢力の支配などをへて,19世紀初めにイギリス領に編入された。19世紀後半から綿工業が発展し,20世紀前半にはインド独立運動の拠点となる。1960~70年の間はグジャラート州の州都

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百科事典マイペディア 「アフマダーバード」の意味・わかりやすい解説

アフマダーバード

インド西部,グジャラート州の州都。アーマダーバードとも。カンベイ湾に注ぐサバルマティ川左岸の工業都市。綿工業・商業交通の中心。ムガル王朝,英領時代に交易・文化の中心として繁栄モスク,ジャイナ教寺院,大学(1950年創立)がある。557万7940人(2011)。

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世界大百科事典(旧版)内のアフマダーバードの言及

【グジャラート[州]】より

…塩生産は全国の半分以上を占め,またバドーダラー周辺は蛍石の世界的な産地である。アフマダーバードの綿業が工業の中心であったが,石油発見以後多様化が進みつつある。インド有数の工業州で繊維のほか石油精製,化学,電機,薬品,化学肥料,製油などの諸工業が立地し,アフマダーバード,バドーダラーは複合的工業都市としての性格を強めつつある。…

※「アフマダーバード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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