初穂料(読み)ハツホリョウ

デジタル大辞泉 「初穂料」の意味・読み・例文・類語

はつほ‐りょう〔‐レウ〕【初穂料】

神道で、儀式のときに神前にささげる供物金品。→初穂3

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

献辞辞典 「初穂料」の解説

(御)初穂料

初穂や初ものに代えてという意味合いがあります。神道において、通夜祭・葬場祭(葬儀告別式)又は霊祭(法要)の際に、葬祭の祭祀祈祷のお祓いを 頂いた神社や神官に対して贈る謝礼、及び祝い儀式や厄払いなどで神社に詣でた際や、地鎮祭・ 棟上げの儀式などで、祭祀祈祷のお祓いを頂いた神社や神官に対して贈る謝礼の表書きの献辞 (上書き)に用いられます。「初穂」とは、稲穂の束のことで、古くはその年に初めて収穫された稲穂の束や野菜果物類、初ものの魚類などを豊作祈願と感謝をして神前に奉納したことに由来します。

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