1996年に登録された世界遺産(文化遺産)。アイスレーベンとヴィッテンベルクはドイツのザクセン・アンハルト州にある町で、宗教改革を推進したマルティン・ルター(1483~1546年)の記念建造物がある。アイスレーベンはルター誕生の地で、また生涯を終えた地でもある。17世紀末に再建されたルターの生家のほか、最期を迎えた部屋も保存されていて、関連する品が展示されている。ヴィッテンベルクは宗教改革の中心地で、ルターと同志のメランヒトンの活動が偲ばれる。元は修道院でルターの住居だったルター・ホール、メランヒトンの住居、有名な「95ヵ条の論題」が張り出されたヴィッテンベルク城の付属聖堂、説教を行った聖マリア聖堂などが残されている。人類の歴史上重要な宗教改革の業績を伝える史跡であることが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はLuther Memorials in Eisleben and Wittenberg